プラモや、銀玉鉄砲、リカちゃん人形、ローラースルーGOGOなどなど、懐かしいオモチャたち。今回は今でも手に入る“昭和のオモチャ”を紹介します。あの頃、遊んだ思い出が蘇りますね。当時買ってもらえなかった子供たちも、大人買いできてしまいます!
地球ゴマ
倒れにくい不思議なコマです。日本のタイガー商会が、なんと1921年から発売。ジャイロ効果の原理を応用した科学玩具で、世界にも進出して売れていました。日本国内では60年代から70年代にかけて大ブームを巻き起こしたのであります。
普通のコマは全体が回転しますが、この地球ゴマは、回転する円盤部分と軸が分かれています。そのためアクロバティックな技の数々ができるんですね。タイガー商会は一度倒産し、地球ゴマも買えなくなりましたが、最近復活。Amazonでも手に入ります。サイズもいろいろありますよ。ネーミングセンスもすごくイイ!
スリンキー
トムボーイや、レインボースプリングとも呼ばれる、動くオモチャです。右手から左手に渡ったり、自分で階段を下りていったりします。カラーや大きさもいろいろあります。
この形状のおもちゃ自体は1945年から販売されているというので、歴史は長いですが、70年代に大ヒットしました。その後忘れられていましたが、1996年公開のアニメ映画『トイ・ストーリー』に体がバネでできた犬のオモチャ「スリンキー・ドッグ」が登場。それもあってか、再び発売されました。
電子ブロック
1976年、学研から発売された電気実験キットです。トランジスタや抵抗を組み込んだ46のブロックを組み合わせて、なんと150種類の電気実験が可能。ワイヤレスマイクや警報機、電子ブザー、うそ発見器、ラジオなどなど、子供も大人も実験して遊びながら、電子回路の基礎が学べてしまうのです。
頭が良くなるおもちゃとして最近見直され、復刻新装版が発売されました。
ツイスター
70年代の子供たちに大人気だった、スポーツゲームの決定版です。家族や友達とワイワイ楽しめるパーティーゲーム。プレイヤーはルーレットの指示に従い、順番にマットの色マークに手や足を置いていきます。ひじやひざがマットについたり、倒れたら負け。最後までバランスを崩さずに残ったプレイヤーが勝者となります。
単純で面白いからか、体幹が鍛えられるからか、最近また人気復活。Amazonベストセラー1位の商品となっております。
エポック(EPOCH) 野球盤 3Dエース スーパーコントロール
野球盤
なんと戦前から似たようなオモチャはあったらしいですが、1958年エポック社が発売したものが、現代の野球盤です。爆発的に大ヒットしたのは、1971年版から。なぜこのバージョンから火が付いたのかと言えば、“消える魔球”です。当時の人気漫画『巨人の星』を意識し、ホームプレート付近に開閉式の穴が開くシステムを開発。この“消える魔球”がウケにウケました。
時代が変わるとこの穴は、“消える魔球”から“フォークボール”と呼び方が変わったりしました。ちなみに打ちにくいので、見送ればボール判定になります。
時代と共にどんどん進化していく野球盤。最近では3Dコントロールピッチング、3Dスラッガー機能、スピードガン電光掲示板などなど、すごいことになっております。でも懐かしの“消える魔球”も健在ですよ!
人生ゲーム
1960年にアメリカで発売されたボードゲーム。日本では1968年9月にタカラトミーから発売。ボードゲームの定番として、70年代からロングセラーを続け、なんと日本版の累計出荷数は1000万個以上になります。昭和の子供たちは、サイコロではなく「ルーレット」を回す楽しさ、通貨単位は「ドル」だというアメリカ感、株券、約束手形などが出てくるオトナ感など、とても斬新に感じました。結婚したり、車に乗り切れないほど子供が産まれたり、大騒ぎしながら楽しんでいました。「ここが人生の分かれ道! 億万長者になるか貧乏農場へ行くか? ルーレットだけが知っている!」という当時のCMも流行りましたね。 将来、貧乏農場へ行くかもしれないと思うと、異常に怖くて眠れませんでしたw
いかがでしたか? 懐かしの昭和オモチャ。手に入れてみてはいかがでしょうか。