70年代研究所

70年代~80年代!あの時代にタイムスリップ!

昭和のお中元。人気の贈答品、第1位は⁉

ネットサーフィン(←死語なの? ていうか“死語”そのものも死語なの?)をしていたら、お中元の広告が出てきました。「もうそんな季節かぁ。贈らなきゃなぁ」。と、ここでワタクシは思いました。

 

みなさま、お中元てまだ贈っていますか? 

 

お歳暮や年賀状も含めて、もう「昭和の習慣」てかんじがするんですけど。いつまで贈ればいいんですか? まぁ自分は『70年代研究所』などやっている人間ですから、贈りますけどね。

 

 

 

そもそもお中元とはなんぞや?

 

えー、調べてみますと、その起源は、中国の「三元」(福を与える1月15日、罪を赦す7月15日、役を祓う10月15日)のひとつで、それに日本のお盆の「盆礼」が結びついたものらしいです。つまり“罪を赦す”なのかぁ。それならやっぱり贈らないとだな。いや、別に悪い事はしてないですけれども。

 

でも、「三元」が起源なら、なぜ一年に3回じゃなくて、一年に2回なのでしょう? それは、日本は一年を半分に分ける傾向があり、神社での夏越の大祓なんかも、半年間の罪ケガレを祓うものだったからです。あ、「罪を赦す」が繋がりましたね! 勉強になるなぁこのブログ(笑)。

 

 

 

江戸時代は、売掛商売が多かったので、半年分の精算をする時に、お礼の贈り物をしたというのも、お中元が広まった理由らしいです。当時は、うどんやそうめん、手ぬぐいなどを贈る事が多かったそうです。

 

昔は、お中元は先方に持参するものでした。『サザエさん』でもよくそんなお客さんが訪ねて来ますよね。昭和になって、ようやく配達するスタイルに変わっていきます(磯野家以外)。それには百貨店の戦略もあったと思います。「配達なら遠方の人にもお中元を贈れ(送れ)ます」ってね。昭和初期は、砂糖や海苔や缶詰など、日持ちする贈答品が多かったようです。クール宅急便がなかったですからね。

 

 

60~70年代のお中元はどうかと言うと、贈答品はビールが多かったといいます。「テレビ」、「冷蔵庫」、「洗濯機」の“三種の神器”が揃ったので、

「かかぁは洗濯機で洗濯か。オイラは冷蔵庫で冷やしてあるビールを出してと。く~! お中元でもらったビールを飲みながら、テレビでナイター見物とくらぁ!いいね!ちきしょうめ!」てなかんじでしょうか。ま、ビールは今でもお中元の王様ですけどね。

 

 

現在は衰退しつつあるお中元ですが、昭和の時代は当たり前の習慣でしたよね。前にフォークシンガーの小室等さんがインタビューを受けていて、「小室さんはフォーライフレコードの初代社長もされていましたけど、社長をやってみて、どうでしたか?」と聞かれ、真っ先に「いやぁ、もうね、盆暮れね(笑)」と答えていました。つまり、社長をやってみて一番印象深かったのが「お中元とお歳暮の数に驚いたこと」だと言うのです。それほど、昔はみんなが贈っていたんですね。

 

 

というわけで、ワタクシも贈らなければいけないんですよ。だから「こんなのがいいかな?」という贈答品を、先ほどから載せて考えているわけであります。みなさまも参考になさってください。決して「70年代研究所に贈ってください」と催促しているわけではございません。←当たり前だ。

 

でも、こうして贈答品を見ていると、自分で欲しくなりますね(笑)。

自分で自分にお中元を贈る!なぜなら自分が一番お世話になっているのは自分自身なのだから! というのもアリかもしれません(笑)。

 

 

 

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