70年代研究所

70年代~80年代!あの時代にタイムスリップ!

追悼!「エレキの神様」寺内タケシ

「エレキの神様」寺内タケシさんが82歳で天国へ召されましたので、70年代研究所でも追悼したいと思います。

 

寺内タケシさんは、1939年1月17日生まれ。茨城県土浦市出身。

 

1962年に「寺内タケシとブルージーンズ」を結成。世界公演をはじめ、日本全国の高校でのハイスクールコンサートを1500箇所以上も開催。80歳を超えてもライブ活動を続け、昨年(2020年)ニューアルバム「ミスター”エレキ”ザ・テリー・ワールド」を発表するなど、生涯現役のギタリストでした。

 


ミスター"エレキ"ザ・テリー・ワールド

1971 年、一発録り録音。津軽じょんがら節などの民謡から、クラシックまでをエレキで奏でる2 枚組!!

 

筆者が、寺内タケシさんを知ったのは、70年代後半、中学3年生の時。エレキギターにはまっている友人から聞きました。そいつは当時、ハードロックバンド「レッド・ツェッペリン」のファンで、ジミー・ペイジ大好き人間でした。

 

ある時、私は「日本人で一番上手いギタリストって誰なの?」とそいつに聞きました。するとそいつは「そりゃあ、テリーだよ」と答えました。「いやいや、日本人でって聞いてるでしょアンタ」と言うと、

「え? テリー知らないの? 寺内タケシだよ」

とそいつは答えました。そして、テリーこと寺内タケシのことを聞かされました。

 

 テリーは「エレキの神様」で、ギターがめちゃくちゃ上手い。ジミー・ペイジより上手い。でもジミー・ペイジの方がカッコイイ。戦争中に、エレキギターなんてなかったのに、自分でエレキギターを製作して弾いていたすごい人。「津軽じょんがら節」とかをエレキ民謡にして、それもすげえ上手い。でもジミー・ペイジの方がカッコイイ。

 

みたいなことを散々聞かされました。「津軽じょんがら節」を弾いているテリーも聴かされました。すごかった! 友達が弾く「津軽じょんがら節」の真似事も聴かされました。ヒドかった(笑)。

 


寺内タケシ奏法集DVD vol.2 (ソーラン節・津軽じょんがら節・佐渡おけさ)

あいつにこのDVD贈ってやろうかなw

 

洋楽の影響からのロックやポップスだけでなく、日本のものを取り入れる姿勢は面白いと思いました。いわゆる海外の真似やコピーではない、日本独自の音楽を作る姿勢。洋楽と邦楽の融合と言いますか。「そんなことしている人がいるんだなぁ」と感心したものです。

 

そういえば、フォークの神様・岡林信康も、80年代に「エンヤトット」をやってましたね。あれも洋楽と日本民謡を融合させた独自のロックでした。こちらは成功したのかどうかは置いといて、独自のロックでした。

 

寺内タケシさんはそのずっと前から、そういう取り組みをして、成功させていたのですね。「寺内タケシとブルージーンズ」で世界公演をして「津軽じょんがら節」を演奏したら、そりゃ海外の人には新鮮だし驚かれたでしょう。そういうところを含めて「エレキの神様」と呼ばれていたわけですね。

 


寺内タケシとブルージーンズ ハイスクールコンサートSUPER LIVE [DVD]

 

寺内タケシさんは天国へ行かれて、本当のエレキの神様になられました。中学時代の友達も、今頃押し入れから埃のかぶったエレキギターを引っ張り出してきて、下手くそな「津軽じょんがら節」を弾いているのかもしれません。

 

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 そしてワタクシ、すごいCDを見つけてしまいました!このブログで昨日取り上げた

ピンクレディーも、寺内タケシさんはエレキ化していたのであります!


歌のないエレキ歌謡~UFO

 ピンク・レディーは「UFO」「渚のシンドバット」など5曲! 他にもヒデキの「傷だらけのローラ」、百恵ちゃんの「横須賀ストーリー」、リンダの「どうにもとまらない」、ジュリーの「時の過ぎゆくままに」などなど、昭和歌謡の名曲がズラリとエレキ化されております! これは買いだっ!!