伝説のフォークグループ「かぐや姫」の、南こうせつと伊勢正三が、今月それぞれアルバムを発表しますので、今回は「かぐや姫」を研究したいと思います。
夜明けの風 2021年09月08日発売
約2年半振りのオリジナル・アルバム発売! 南こうせつがコロナ禍を経て放つメッセージ「夜明けの風」。コンサート活動が止まった2020年、「夜明けの風」を制作、そして再開されたコンサートで実演。この「夜明けの風」のメッセージは会場のファンからの熱い反響を受けレコーディングが実現。他作品は、過去に自身のアルバム候補曲として温められていた「がんばってみようか」、自宅書庫から三十数年を経て発見された、「プライベート・ソングII」(作詩:岡本おさみ)、五木ひろしさんに書き下ろした「ぽつんとひとりきり」をセルフカバー、若かりし自身を重ねる様なミュージシャンを語る作品「歌うたいのブルース」。全5曲収録。
●南こうせつ(本名:南 高節、1949年2月13日~ 72歳)
大分県大分市出身。1970年10月、フォークグループ「南高節とかぐや姫」として『酔いどれかぐや姫』でデビュー。実は同年4月、「最後の世界 / むなしいうた」でソロデビューもしていました。翌1971年、南こうせつ以外のメンバーを一新。伊勢正三、山田パンダと、第2期「南こうせつとかぐや姫」を結成。1973年「神田川」が大ヒット。その後「赤ちょうちん」「妹」もヒットし、伝説のグループに。解散後、ソロに転向。1976年、日本人ソロ・シンガーソングライターとしては初の、日本武道館でのワンマン公演を開催。1980年代はオールナイトの野外コンサート『サマー・ピクニック』を毎年九州を中心に開催。「夢一夜」「夏の少女」などのヒット曲も。現在、大分県杵築市在住。
1972年、第2期かぐや姫のファーストアルバム『はじめまして』は、よしだたくろうプロデュース。収録曲「僕は何をやってもだめな男です」の作曲はよしだたくろう。「あの唄が想い出せない」の作詞はなんと忌野清志郎! 他にも名曲揃いのアルバムです。「好きだった人」作詞:伊勢正三 作曲:南こうせつ、「マキシーのために」作詞:喜多条忠 作曲:南こうせつ 編曲:吉田拓郎、「あの人の手紙」作詞:伊勢正三 作曲:南こうせつ。などなど。
「かぐや姫」の名前より、プロデューサー「よしだたくろう」の名前の方が大きい文字で書かれているというw
拓郎さんと、かぐや姫の関係は深いですよね。デビューからプロデュースしているし、1975年には『吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋』を開催。解散していたところを再結成までして行った伝説のオールナイトライブでした。1985年にも『吉田拓郎 ONE LAST NIGHT in つま恋』のゲストとして一夜限りの再結成。2006年『吉田拓郎 & かぐや姫 Concert in つま恋 2006』でもまたまた再結成しております。拓郎さんがつま恋で大きな事やると必ず再結成。すげえ仲良しなのかと思ったら、拓郎さんはラジオでは「こうせつは本当に空気が読めない。質感がわかってない。つま恋でも楽屋にどんどん人を招いてさぁ、ステージでも舞い上がるなって言ってるのにわかってない」とけちょんけちょん。若い頃も原宿で飲んでいて殴り合い寸前までいったこともあるそうです。仲がいいんだか悪いんだかw
殴り合いと言えば、南こうせつ喧嘩最強説とかもありますね。「南こうせつは、吉田拓郎より喧嘩が強いらしい」とWikipediaにも書いてありますw 長渕剛がラジオで言った「南こうせつが新幹線で移動の際に同じグリーン車両で酒を飲んで横柄な態度をとっていたヤクザに対し、胸座をつかんで“ハイ!! 皆さん、どうも南こうせつでございます。こういう方は許して良いんでしょうか皆さん”と言ったという」のがその根拠らしいですけどw 仮にその逸話が本当だったとしても、殴り合いの喧嘩してないしw 喧嘩が強いとか弱いとかどうでもいいしw 中学生の会話かよw 身長163㎝の南こうせつがそこまで強いとも思えないけど、農業やって足腰が鍛えられてるから弱くはないと思いますけどね。でもどうでもいいわw
吉田拓郎・かぐや姫 コンサート イン つま恋 1975+'79 篠島アイランドコンサート [Blu-ray]
大体、南こうせつのWikipediaを書いている人は南こうせつファンだから、こうせつをイジる拓郎さんに悪意を持ってる感がプンプンしてきます。1975年の『吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋』をわざと『吉田拓郎、山本コウタローらとともに、静岡県掛川市で12時間のオールナイトコンサート「つま恋コンサート」を行い』と書いてるしw 拓郎さん、山本コウタローと同列レベルの書かれ方w
まぁそれはどうでもいいとして、山田パンダも拓郎さんの曲を何曲も歌っているし、吉田拓郎とかぐや姫の関係は深いということであります。山田パンダさんは拓郎さんより1つ年上ですが、師匠の拓郎さんより年上はまずいだろと思い、年齢を若くサバを読んでいたのですw ちなみに山田パンダさんにも「僕の胸でおやすみ」や「黄色い船」など名曲がありますね。
南こうせつさんの話に戻ると、ラジオもやってましたね。「南こうせつのオールナイトニッポン」。当時の(今でも?)南こうせつのニックネームは「おいちゃん」。「おいちゃんはね、」と明るくバカ話をしていました。「情けないコーナー」とかね。「彼女を初めて自宅に招待したら、彼女がトイレへ行った。でもすぐ出てきた。どうしたかと思ってトイレを見に行くと、おかんが流し忘れた長~いウンコがあった。なななな情けないの~!」とかそういうのw くだらないんだけど、当時のバカな若者(オレ)はバカなので大笑いしておりました。
南こうせつさんには、僕が大学生になった80年代初頭頃、原宿ペニーレーンの前の居酒屋で遭遇したこともあります! 外のテラス席で飲んでいる南こうせつとその仲間たち。それを見つけた僕らバカ大学生二人組は、泥酔していたこともあり、「あっ!おいちゃん発見!」と擦り寄りました。おいちゃんは迷惑な顔もせず満面の笑みで、「おー!酔っ払いの青年。飲み過ぎてないか?」などと迎え入れてくれ、しばらく一緒に飲みましたw 「ぼかぁねぇ、おいちゃんの大ファンなんすよ~。情けないコーナー、あれはよかった」などとからんでいると、「そうかそうか、今度の武道館も来てくれるの?」と聞かれ「ん?武道館?おいちゃん武道館やるんすか?」と答えると、「お前、にわかだなーw」と言われました。その通りです。南こうせつさん、その節はからんでしまい、申し訳ございませんでした。。。
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そしてもうひとり! かぐや姫には欠かせない才能! それが正やん(しょうやん)こと伊勢正三であります! 「22才の別れ」「なごり雪」という、70年代を代表する2曲を作詞作曲した功績!
●伊勢正三(1951年11月13日~69歳 )
大分県津久見市出身。「かぐや姫」として活躍後、「猫」の大久保一久とフォークデュオ「風」を結成。ソロでも名曲多数。
作詞の能力がハンパないですよね。かぐや姫時代だけでも「アビーロードの街」「雪が降る日に」「あの人の手紙」「好きだった人」などなどですよ! 詞の内容も、なんか少女漫画のイメージが僕はありますね。女心が書けるから。正やんは、もし作詞家に転身してたら、大作詞家になっていたんじゃないでしょうか。
かぐや姫というグループの不思議なところは、「神田川」「赤ちょうちん」「妹」という、いわゆる一般的なかぐや姫の代表曲(ヒット曲)の作詞は、すべて喜多条忠だということであります。キャンディーズの「やさしい悪魔」「暑中お見舞い申し上げます」「アン・ドゥ・トロワ」、梓みちよの「メランコリー」、SHŌGUNの「男達のメロディー」などの作詞家・喜多条忠さんですね。伊勢正三という超絶すごい作詞ができるメンバーがいるのに、映画がらみなどの理由でそうなったんだと推測されます。いや、「神田川」「赤ちょうちん」「妹」もすごい詞なんですけどね。
ただ、かぐや姫というグループは、「神田川」が売れすぎたので、時代を象徴するグループになりすぎて、バンドとしての方向性や自由度がなくなっていったのかなと思われるわけです。そんな中でもひょうひょうとマイペースに活動している伊勢正三さん。昔の仲間とも楽しそうに共演する正やん。素敵です!
そんな伊勢正三さんのアルバムが、9月22日にドドーンと3枚発売されます!!
【Amazon.co.jp限定】THE 伊勢正三 (メガジャケ+トートバッグ付)
伊勢正三50周年記念、究極のライブヒストリーアルバム
伊勢正三 50周年記念アルバム史上最大のライブヒストリー! かぐや姫〜風〜ソロ現在までの各時代のプレミアムなライブテイクを集めた究極のオールタイムライブベスト! ALL TIME BEST(2016)、LIVE BEST〜風が聴こえる(2017)に次ぐシリーズ第三弾! 全60曲の内54曲が未発表、初CD化テイクを収録、既発テイクにも新たにMIXを施した最新版。1975年つま恋でのかぐや姫ステージ初音源化、風ステージからも未発表テイクを。1977年風の日本武道館ライブ、1978再結成したかぐや姫today日本武道館ライブを始めソロ活動をスタートした1980日本武道館〜1983サマーピクニック等でのソロ初期の貴重なライブテイク、充電期間を経て再始動した1993渋谷公会堂〜2009伊勢の地元でもある大分県津久見での凱旋コンサートまで貴重なライブ音源を収録。かぐや姫、風、ソロの代表曲、人気楽曲のライブテイクをオールインワンにコンプリート! 伊勢正三のリアルオールタイムライブベストともいうべき選曲でコアファンからライトユーザー、伊勢正三入門者まで誰もが納得する永久保存版全60曲の超大作! (メガジャケ+トートバッグ付) 9月22日発売!
「なごり雪」「22才の別れ」誰もが記憶する名曲を生んだ伊勢正三。
キャリア50周年を記念し、かぐや姫、風、時代を中心に、
『あの日のままの、あの音をそのまま』完全オリジナル音源が
2021年最新リマスターで、鮮やかに甦る!
伊勢正三の世界~ PANAMレーベルの時代~
1971年9月25日第二期かぐや姫のメンバーとして「青春」でデビュー。
かぐや姫としてアルバム6枚を残す。
アルバム4作目「三階建の詩」で初めて作詞作曲をした、「なごり雪」「22才の別れ」が、その後イルカの「なごり雪」、風の「22才の別れ」として大ヒットを記録する。
75年からは風としてアルバム5枚。80年からソロとして活動、
アルバム「北斗七星」がPANAMレーベル時代最後の作品となる。
現在も積極的に活動を続け、音楽作品のみならずギタリストとしても多くのファンを獲得している。
伊勢正三が1971年から1980年クラウンレコードに在籍していた初期、伊勢正三の世界!
全曲オリジナルマスターテープを使用した、2021年最新リマスター盤。9月22日発売!
【Amazon.co.jp限定】伊勢正三LIVE BEST〜風が聴こえる〜風LIVE Vintageー SPECIAL EDITION (メガジャケ付)
伝説のデュオ風、ライブアーカイブリリース
伊勢正三LIVE BEST〜風が聴こえる〜のオプション企画としてLIVE会場&伊勢正三オフィシャルサイトのみで販売されていた風LIVE Vintage-SPECIAL が一般発売開始。1977風リサイタル渋谷公会堂、1975つま恋オールナイトコンサート、、伊勢がエレキギターを弾きまくる進化した風サウンドの1977BIG CONCERT海風IN武道館から未発表テイクをセレクト、風のリアルライブベスト盤とも言える内容となっている。 (メガジャケ付) 9月22日発売!
50年の時を重ね、かぐや姫の南こうせつと伊勢正三の新しい歌声。…感謝しながら聴きたいですね♪