70年代研究所

70年代~80年代!あの時代にタイムスリップ!

奇跡のソウルシンガー金子マリ!

前回、'70伝説、シャウトの女王・カルメン・マキについて書きましたが、そうなってくると、この人を取り上げないのはダメじゃん! と思いまして・・・

金子マリ

を今回は研究いたします!


金子マリ(1954年12月1日 - )東京都世田谷区下北沢出身。
“下北のジャニス・ジョプリン”なる異名をもつ、知る人ぞ知る名ボーカリスト。元夫はドラマーのジョニー吉長。息子は、RIZEのドラマー兼俳優の金子ノブアキとベーシストのKenKen。80年以上続く葬儀社『金子総本店』の代表取締役社長。もちろんシンガーとしても今もバリバリ! 50年近く現役を貫いています。

1970年 女子高生の時、日比谷野音の「10円コンサート」に出演。1972年 Char「スモーキー・メディスン」を結成(1974年解散)。

1974年 「金子マリ&バックスバニー」を結成。1976年レコード・デビュー、活動期間わずか3年だが、'70ジャパニーズ・ロック・シーンを代表するスーパーバンド。

バックスバニー解散後の80年代以降も、ソロアルバムやバンド、コーラスやゲストとしてRCサクセション、桑名正博、米米CLUBなどなど共演多数。

 

www.youtube.com

 

“下北のジャニス・ジョプリン”と呼ばれる金子マリさんですけど、そのジャニスとも違う独特の声と歌い方の偉大なるシンガーです。アン・ルイス、カルメン・マキと、ハーフのシンガーの声と声量について、日本人とは違うから凄いんだ的な事を書いてきましたが、この人の声は東洋人とか西洋人とかを飛び越えて唯一無二! あまりにも個性的で、圧倒的にソウルフル! なんだろうこの人は? 奇跡のボーカリストです!

ヒット曲があったり、シンガーとして金子マリより売れている人はいくらでもいるし、一般的にはそれが評価の全てみたいな風潮もありますけど、どうなんですかそれ⁉ そういう価値観とは別に、ステージでバンドと一体化して歌い続ける。そこだけに特化した本物のロックシンガーが金子マリ。商売っ気や、上昇志向などより、「ライブ楽しいじゃん!」だけで歌ってきた人です。まさにロックだぜ!

 


『金子マリ&バックスバニー』(1976) 金子マリ&バックスバニー


MARI & BUX BUNNY(HQCD仕様)

 70年代ジャパニーズ・ロック・シーンを語る上では欠かせない、金子マリ&バックスバニーのデビュー作! 金子マリの圧倒的なヴォーカルを中心に抜群のテクニックに裏打ちされたファンキー・サウンドが蘇る。


『ライブ We Got To...』(1977年)金子マリ&バックスバニー


ライブ We Got To... (HQCD仕様)

 金子マリ&バックスバニーのLIVE盤! ソウルフルな金子マリのボーカルを中心にファンキーなリズム・セクション、メロディアスなギター&プログレッシヴなキーボードを融合させたサウンドと高い演奏力!

 

www.youtube.com

 


『MARI FIRST』(1983年) 


MARI FIRST(紙ジャケット仕様)

 金子マリのファースト・ソロ・アルバム。バックにはCharピンク・クラウドのメンバーが参加。ピンク・クラウドのファンにも支持された名盤。バックス・バニー時代の曲やユーミンのカヴァー(「Dang Dang」)も収録。

 


『B-ethics』 (2006年)


B-ethics

 日本ロック史に残る名ヴォーカリスト・金子マリ。'下北のジャニス'なる異名を持つ。そのブラック・フレイヴァーに満ちたパワー、漲るヴォイスは強烈にして無比。数多くのフォロワーを輩出し続けている。伝説のロックバンド「スモーキー・メディスン」参加後数々の日本音楽史に刻み込まれる伝説を創りあげてきた彼女の復活作品。忌野清志郎、有山じゅんじ、高野寛、佐野元春、木村充輝、矢野顕子、さだまさし(!)、チャーなどなど作家陣も豪華!

 


『金子な理由』 (2008年)


金子な理由

 松田聖子の「SWEET MEMORIES」、上田正樹の「悲しい色やね」、ザ・ダイナマイツの「トンネル天国」などなどの名曲を金子マリが独自の解釈で歌うカヴァーアルバム!

 


『深夜高速 -生きててよかったの集い-』(2009年)


深夜高速-生きててよかったの集い-

 フラワーカンパニーズの名曲「深夜高速」だけを歌うコンピレーション・アルバム。斉藤和義、泉谷しげる、怒髪天、YO-KINGなど13人のアーティストが「深夜高速」を歌う。この名曲をどのように料理するのか? 各シンガーの腕の見せどころですが、圧巻は金子マリ! 個性的!圧倒的!素敵!

 


『アルバム・コンプリート・ボックス』 (2017年)


アルバム・コンプリート・ボックス

 伝説のバンド、金子マリ&バックスバニーの全作品が完全復活! 初CD化2作品を含むCD4枚組ボックスセット。金子マリの圧倒的なヴォーカルを中心に抜群のテクニックに裏打ちされたファンキー・サウンドが蘇る。

 


『Mari Kaneko Presents 5th Element Will featuring Kyoichi Kita II』 (2018年)


Mari Kaneko Presents 5th Element Will featuring Kyoichi Kita II

 金子マリ Presents 5th Element Will featuring 北京一が、新メンバーに窪田晴男を迎え 4 年ぶりに満を持してリリースする意欲作。 カバー曲を含む新曲 6 曲 + 秘蔵 LIVE 音源 3 曲、全 9 曲入り CD & 全 4 曲入り DVD & CD&DVD 2 枚組!

 


下北沢が生んだ奇跡のシンガー
金子マリ
の歌声をぜひライブでもお聴きください!

金子マリ「金子な予定」
https://www.facebook.com/kanekonamari

 

にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

 

カルメン・マキ '70ガールズロックの裏番長 

先日、歌謡曲とロックの垣根を軽く飛び越えて、70年代~80年代にヒット曲を連発した・・・
歌謡ロックの女番長 アン・ルイスを取り上げましたが、

 

今回は、アングラからメジャーの垣根を飛び越えて、日本のガールズロックの礎を築いた・・・
'70ロックの女番長 カルメン・マキを研究いたします。

 

●カルメン・マキ(1951年5月18日~)神奈川県鎌倉市出身。父はアメリカ人、母は日本人。1968年、寺山修司の劇団「天井桟敷」を観て衝撃を受け入団。すぐレコード会社の目に留まり、1969年「時には母のない子のように」(作詞:寺山修司)でデビュー。そのブルージーな声。背負ってきた祖先や血まで想像させる、もの悲しさ。圧倒的な歌唱力。その雰囲気も含め、本物としか思えない奇跡の17歳の登場に世間は驚かされました。その後も、独自の個性で「山羊にひかれて」「私が死んでも」「戦争は知らない」などのヒット曲を発表。

 


DREAM PRICE 1000 カルメン・マキ 時には母のない子のように

 

 1970年、ジャニス・ジョプリンに衝撃を受け、ロックに転向。「カルメン・マキ&タイムマシーン」、「カルメン・マキ&ブルース・クリエイション」などを経て、1972年「カルメン・マキ&OZ」を結成。当初のメンバーは、ギター・春日博文(当時18歳‼ RCサクセションとも関わりの深い天才ギタリスト)、ベース・鳴瀬喜博(後にカシオペア)、ドラムス・樋口晶之(後に竜童組)。


そして、カルメン・マキ&OZは伝説になります! 

1974年、シングル「午前一時のスケッチ」でデビュー。

1975年、ファーストアルバム『カルメン・マキ&OZ』をリリース。この傑作アルバムは、ロック黎明期の日本の少年少女に衝撃を与えました。12分にも及ぶ大作「私は風」は凄すぎる神曲‼‼ カルメン・マキのシャウト‼‼ あまりにも凄すぎる圧巻のボーカルです‼‼

 

「私は風」

作詞:Maki Annette Lovelace 作曲:春日博文

あまりにも悲しいことばかりで
どこか遠くへ旅にでようと
ポケットに思い出つめこみ
ひとり汽車にのったの

汽車の窓の外を走りぬける
昨日までの私のにがい人生
もう二度と戻ることのない
この町ともさよならね

あぁ もう涙なんか枯れてしまった
明日からは身軽な私
風のように自由に生きるわ
ひとりぼっちも気楽なものさ

あぁ 目をとじて心もとじて
開いた本もとじてしまえ
あぁ私は風 私は風
終わりのない旅を続けるの 

 

カルメン・マキ自身が作詞したこの曲。ルーツである寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」にも繋がる、素晴らしい言葉のチョイスです。

 

 


カルメン・マキ&OZ

 

www.youtube.com

 

1976年にセカンド『閉ざされた町』を発表。ロサンゼルスで4か月かけて制作されたハードロックアルバム!「崩壊の前日」「火の鳥」「閉ざされた町」など名作揃い。

 


閉ざされた町

 

しかしカルメン・マキ&OZは、1977年の10月18日新宿厚生年金会館で突如解散。解散の理由はわかりませんが、当時はカルメン・マキと春日博文以外のメンバーチェンジが頻繁に行われていたため、音楽的な方向性の違いだと考えられます。春日博文って、天才だけど、RCサクセション解散の一因でもあるし、妥協しない人ですからね。カルメン・マキ&OZは解散2カ月後の12月になぜかポップなサードアルバム『III』を発表。1978年、解散ステージなどを収録した『ライヴ』と、シングル「私は風」を発表。ちなみにB面の「とりあえず・・・Rock'n Roll」も最高なナンバーです。

 


III

 

www.youtube.com

 


LIVE

77年5月日比谷野音、同年新宿厚生年金大ホールでのステージの模様を収録したLIVE名盤。2枚組。オリジナル78年作品 収録曲目 ディスク1 1. 君が代 2. 午前1時のスケッチ 3. シゲのソロ 4. 崩壊の前日 5. 六月の詩 6. Image Song 7. とりあえず……(Rock’n Roll) ディスク2 1. あどりぶ(インストゥルメンタル) 2. 閉ざされた町 3. 26の時 4. 空へ 5. 私は風

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

その後のカルメン・マキは、1979年、村上龍原作・監督の映画『限りなく透明に近いブルー』「青白い夕焼け("リュウ"のテーマ)」を歌ったり、1980年には「カルメン・マキ&LAFF」を結成(83年解散)。1986年にはセッションバンド「うるさくてゴメンねBAND」に参加。ギターは後にB'zを結成する松本孝弘、ベースはOZの初代ベーシスト鳴瀬喜博

1997年12月29日、京都大学西部講堂にて「カルメン・マキ&OZ」の一夜限りの再結成。
2014年11月25日にはLIQUIDROOMにて「カルメン・マキ45周年記念VOL.1 〜ONE NIGHT STAND〜 《ROCK SIDE》」開催。
2015年2月6日・7日、ザムザ阿佐ヶ谷にて「カルメン・マキ45周年記念VOL.2《アングラSIDE》2days」開催。
2018年10月、単独公演では41年ぶりに「カルメン・マキ&OZ」のライブを開催。翌2019年、デビュー45周年記念再結成ツアーを敢行。変わらぬ迫力で圧巻のステージを披露しました。やっぱり、純日本人(東洋人)には出せない声質と声量なんですよ。

シャウトの女王ですね!


ロックが好きなら! 凄まじいボーカルが聴きたいなら! カルメン・マキ&OZを聴かなきゃ!です。

 


【Amazon.co.jp限定】カルメン・マキ&OZ 45th Anniversary and "the Last Tour" 2019(カルメン・マキ & OZ 45th Anniversary奇跡の復活~ポストカード(CDと別絵柄)付き) [Blu-ray]


カルメン・マキ&OZ 45th Anniversary and "the Last Tour" 2019

日本のロック史を構築した伝説のバンドが時代を超えて甦る! !
完璧な再生を遂げてファンを魅了した圧巻のコンサートを映像化! ! (下はCDのみ盤)

 


Good Times,Bad Times~History of Carmen Maki~

カルメン・マキとしてのデビューから45年、カルメン・マキ&OZのデビューから40年(ともに2014年時)を記念し、カルメン・マキが初のオールタイム・ベストをリリース。通算24枚のアルバムの中から、本人自らがベスト・チューンを選曲。「時には母のない子のように」「私は風」などの代表曲から意外な曲まで、45年を総括するにふさわしいベスト・オブ・ベストな作品。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そして今年・・・

カルメン・マキ&OZ ライブ決行‼ 

伝説の目撃者にっ‼

 

f:id:generation70:20210730093719j:plain

CLUB CITTA’ PRESENTS
カルメン・マキ&OZ
夢見る頃を過ぎて ~空へ 2021~
■ 11/3(水・祝) 【名古屋】Zepp Nagoya
■ 11/6(土) 【大阪】Zepp Osaka Bayside
■ 11/13(土) 【東京】Zepp Haneda
OPEN 16:00 / START 17:00
【全席指定】公演限定/特別記念ミニCD付きスペシャル・チケット 前売 ¥15,000-(税込)
*入場の際ドリンク代¥600が別途必要となります。
*特別記念ミニCDは公演当日にお渡し致します。

【公演オフィシャル・サイト先行】※全公演共通
受付期間:7月31日(土)正午12:00~8月12日(木)23:59
受付URL:https://ticket.tickebo.jp/carmenmaki2021-hp/
※お申込みにはticket boardへの無料の会員登録が必要となります。
【bayfm78「Power Rock Today」番組内 特別電話先行】 ※11/13(土)東京公演のみ
7/31(土)深夜 bayfm78「POWER ROCK TODAY」 
※受付電話番号は番組内で発表
”最前列を含む 優先的なお席”の受付となります。

▼チケット一般発売日:8月28日(土) ※全公演一斉発売
【公演オフィシャル・サイト】
https://clubcitta.co.jp/001/carmenmaki-oz-2021/

 

 


【45%OFF】【楽天市場限定セット】ダイソン Dyson V8 Slim Fluffy サイクロン式 コードレス掃除機 dyson SV10K SLM【7/29,30 48時間限定】

 

にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

あらいぐまラスカルが金メダル!


あらいぐまラスカル

 

news.yahoo.co.jp

 

昨日26日、東京五輪スケートボード女子ストリートで、日本代表史上最年少で金メダルを獲得した西矢椛(もみじ)選手。同じ種目で銅メダルの中山楓奈選手と「何を話していましたか」との質問に「ラスカルの話をしていました」と答えて、「ラスカルって、どのラスカルだ!???」と話題騒然。

 

それを聞いた『あらいぐまラスカル』の制作会社、日本アニメーションは、別の「ラスカル」かもしれないけど「おめでたい話だし、この際どうでもいい」とフライング気味に大喜び。

 

昨日の時点でエントリーされていた選手は、

①1977年のアニメ「あらいぐまラスカル」
②YouTuberの「大食いらすかる」
③ヒップホップアーティストの「ディジー・ラスカル」

「あらいぐまラスカルは可愛いけど、昔のアニメすぎるだろう」「食べ盛りだから、大食い動画にハマっているのでは?」「スケボ選手だからやっぱりヒップホップでしょ!」などと、ネットでは予想が盛り上がりましたが・・・

 

正解は、あらいぐまラスカルでした!
おめでとうラスカル! 金メダル!

 


あらいぐまラスカル 40th Anniversary BEST

西矢椛(もみじ)選手を金メダルへ導いた(?)『あらいぐまラスカル』のオープニング曲「ロックリバーへ」もこのCDに収録!

 

 


あらいぐまラスカル ファミリーセレクションDVDボックス

 

『あらいぐまラスカル』

1977年、フジテレビ系列で毎週日曜に放送されたテレビアニメ。「世界名作劇場」の第3作目。アメリカ農村地域・ウィスコンシン州を舞台に、主人公の少年、スターリング・ノース(11歳)とあらいぐまの「ラスカル」の友情物語。ラスカルとの出会いから別れまでを描いた傑作です!

 

 


世界名作劇場・完結版 あらいぐまラスカル [DVD]

 

 


あらいぐま ラスカル ぬいぐるみ S 高さ20cm 立ち

 

でも、正解が『あらいぐまラスカル』でよかったですよね! なんかほっこりするw

西矢椛(もみじ)ちゃん可愛いな! 金メダリストだけど、やっぱりまだ13歳の少女なんですね~。

 「あらいぐまラスカル」ブーム、またきますねこれ!

 

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村

アン・ルイス 70~80年代 ガールズロックの番長

歌謡曲とロックの垣根を軽く飛び越えて、70年代~80年代にヒット曲を連発した・・・

歌謡ロックの女番長 

アン・ルイス! 

忘れてはならない、もっともっと評価されてもいい、ワンアンドオンリーの歌姫であります!

 

 

ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1973~1980

ゴールデン☆ベスト 1973~1980

“ゴールデン☆ベスト”定番カタログをSHM-CDにてリニューアル。本作は、アン・ルイスの育児休業までの活動第一期、1973~1980年までのベスト・トラック集。「グッド・バイ・マイ・ラブ」「リンダ」「恋のブギ・ウギ・トレイン」他を収録。

 

 ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982~1992
ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982~1992

黄金の活動第二期。1982~1992年までのベスト・トラック集。「六本木心中」「ラ・セゾン」「天使よ故郷を見よ」他を収録。 

 

●アン・ルイス(Ann Lewis、本名:アン・リンダ・ルイス、1956年6月5日~)

兵庫県神戸市出身。1970年に作詞家のなかにし礼にスカウトされ、1971年シングル「白い週末」でデビュー。1974年に「グッド・バイ・マイ・ラブ」がヒットし、若き歌謡バラードの名手の地位を築く。1978年「女はそれを我慢できない」で歌謡ロックに転身。その後、「ラ・セゾン」「六本木心中」「あゝ無情」などのヒット曲を連発。私生活では桑名正博と結婚し4年で離婚。1995年にパニック障害を発症して活動休止。再開もありましたが、完全復活はなく引退。現在はロサンゼルス在住。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

●’70~’80アン・ルイス、珠玉のヒット曲

 

f:id:generation70:20210725211704j:plain

「グッド・バイ・マイ・ラブ」(1974年)
作詞:なかにし礼
作曲:平尾昌晃

歌謡界のビッグネームが作り上げた、名バラード。まだ18歳とは思えないアン・ルイスの見事な歌唱力にも注目!

 

 

f:id:generation70:20210725211859j:plain

「甘い予感」(1977年)
作詞・作曲:松任谷由実

ユーミンが「この人に曲を書いてみたい」と発言して実現した作品。さすが天才ユーミン!と唸らされます。舌足らずで甘い歌声もたまらない名曲が誕生しました。

 

 

f:id:generation70:20210725212037j:plain

「女はそれを我慢できない」(1978年)
バラード歌手から、歌謡ロックに転身した作品。1971 年に大信田礼子が歌ったエロティックなシングル 「女はそれをがまんできない」とはまったくの別物です。タイトルは、アメリカで1956年に制作された、歌謡系コメディ映画に由来します。

 

 

f:id:generation70:20210725212223j:plain

「恋のブギ・ウギ・トレイン」(1979年)
作詞:吉田美奈子
作曲・編曲:山下達郎

山下達郎の名曲に、吉田美奈子の詞もGood! ジャケットがイラストなのも、歌謡曲からの脱皮を感じさせます。良質なシティポップ!

 

 

f:id:generation70:20210725212442j:plain

「リンダ」(1980年)
作詞・作曲:竹内まりや
編曲:ブラッド・ショット / 谷口陽一 / 山下達郎

友達の竹内まりやがアンの結婚祝いにプレゼントした曲。「リンダ」はアン・ルイスのミドルネーム。バラードの名手の本領発揮です!

 

 

f:id:generation70:20210725212553j:plain

「ラ・セゾン」(1982年)
作詞:三浦百恵 作曲:沢田研二

引退から2年。山口百恵が親友アン・ルイスのために作詞! 作曲はアン・ルイスが大ファンで、女ジュリーを目指した目標でもある沢田研二! しかもこの完成度! すごい人たちって、何をやらせてもホントにすごいんですね!

 

 

f:id:generation70:20210725212654j:plain

「LUV-YA」(1983年)
作詞:吉田美奈子
作曲:NOBODY
アンとの相性バッチリの吉田美奈子が作詞、矢沢永吉のバックメンバーでもあるロックバンドNOBODYが作曲。歌謡ロックからも脱皮して、完全にロックになっています!

 

 

 

f:id:generation70:20210725212832j:plain
「I Love Youより愛してる」(1983年)
作詞:三浦百恵
作曲:NOBODY

百恵ちゃんがまた作詞! 彼女はこれ以降公の活動をしていないので、本当に貴重な作品です。しかもすげえカッコイイ詞なのです。アン・ルイスのボーカルもマッチ!

 

 

f:id:generation70:20210725213034j:plain
「六本木心中」(1984年)
作詞:湯川れい子
作曲:NOBODY

言わずと知れたアン・ルイスの代表曲! カッコイイとしか言えない! 湯川れい子ってやっぱすごいですよね。シャネルズの「ランナウェイ」もそうだけど、詞が若いし踊ってる。伊藤銀次の編曲も秀逸です! ボーカルのアン・ルイスもまさにはまり役!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

アン・ルイス・グレイテスト・ヒッツ・ウィズ・スロウバック・クリップス 
【Amazon.co.jp限定】アン・ルイス・グレイテスト・ヒッツ・ウィズ・スロウバック・クリップス [CD + DVD] (Amazon.co.jp限定特典 : デカジャケ 付

アン・ルイスが監修・選曲したベスト&クリップ集!

<CD収録曲>
1. ラ・セゾン
2. 女はそれを我慢できない
3. ピンクダイヤモンド
4. SAMISHISA'S ON MY MIND
5. リンダ(English Version)
6. 美人薄命
7. LUV-YA
8. あゝ無情(VERSIONⅡ)
9. グッド・バイ・マイ・ラブ '91
10. 六本木心中 (WILD VERSION)

<DVD収録曲>
1. ラ・セゾン
2. 女はそれを我慢できない
3. ピンクダイヤモンド
4. samishisa on my mind
5. グッド・バイ・マイ・ラブ
6. リンダ
7. 美人薄命
8. LUV-YA
9. あゝ無情
10. 六本木心中


アン・ルイス本人が選んだビデオ・クリップ(ライブ、TV出演映像)を収録したDVDと、その同じ曲をCDに収録した最新ベストアルバム!映像は現在入手不可能な映像も多く、特にTV番組の映像は、本邦初商品化! 

 

 

 

REUNION [DVD]

)

REUNION [DVD]

「六本木心中」や「WOMAN」などのヒット曲で知られるアン・ルイスが、アーティスト活動35周年を記念してPINXと行ったスタジオライブをDVD化。
吉川晃司や桃井かおりなど友人たちが語る思い出のエピソードやL.Aにて行われたスタジオ・ライブの模様を収録。そして、セルフ・リメイクした「六本木心中」ほか全10曲が収録されたCDが特典として付いてくる豪華な一品。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

アン・ルイスさんは、アメリカ人のパパと日本人のママのハーフです。だから(そのままだけど)日本人離れした声質と声量があるんですね。日本人の声と、白人の声、黒人の声ってやっぱり根本的に違うのです。黒人の声が一番わかりやすいですよね。低音がモコっとしているというか、いい意味でこもった所があるというか。深みがあるいい声です。まぁマイケル・ジャクソンとかクリアだし、例外もいますけど。白人女性の声質も日本人とは違いますよね。

歌唱力、リズム感、表現力はもちろん、先天的な声質もボーカリストには大事な要素。アン・ルイスさんは、その全部が備わっているのが武器です。さらに舌足らずなところもチャーム!

見た目もね、ハーフでも日本人寄りの見た目の人もいるけど、白人寄りで素敵だし!

 

今回は、ワンアンドオンリーの歌姫! 70~80年代 ガールズロックの番長! アン・ルイスさんを取り上げました。もっともっと評価されてもいい、日本の歌謡界・ロック界の重要人物だと思います! 

みなさんもっとアン・ルイスを聴きましょう♪♪♪

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

p.s  次回は70~80年代 ガールズロックの裏番長を研究いたします。ちなみにこの方もハーフです。(ワタクシがただのハーフ好きと言う訳ではございませんw)

 

にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

ホラー映画『キャリー』に油断すると痛い目に合う話


キャリー〈特別編〉 [DVD]

 

みなさまは、人生で油断したことはありますか? ありますね。僕もあります。それはまだ中1の頃、友達に誘われて、ついふらふらと映画を観に行ったことから始まります。

その映画は、当時ヒットしていた『キャリー』というホラー映画でした。「怖いのかな? でもオレ、エクソシストだって観たことあるし! 大丈夫だろう」などと言いつつ鑑賞・・・・。『キャリー』は、恐いことはとても恐かったですが、それ以上に作品としてとても優れていて、「すごい映画だったなぁ~」などと余韻に浸っていたら・・・

 

ギョエエエエエエ〜‼️‼️‼️ 

 

ネタバレになるので言いませんが、完全に油断していました!
「人生って、いつどんな時でも油断してはいけませんよ」と、『キャリー』に教えられたのでございます。

 

 


キャリー [Blu-ray]

 

 
『キャリー』(Carrie 1976年)

クラスメートにいじめられてばかりのキャリー。しかし、彼女には隠されたパワーがあった。あるパーティで突然クイーンに選ばれに選ばれ有頂天になった彼女だが、それがクラスメートの残酷な悪戯であったことを知る。舞台に立つキャリーに真っ赤な血が降り注ぎ、彼女の悲鳴が、そして次の瞬間本当の惨劇が起こった──!

スティーヴン・キングの同名小説を映画化。製作・監督:ブライアン・デ・パルマ。出演:シシー・スペイセク、パイパー・ローリー


少女から女に変わっていくキャリーの思春期。カルトな母親。同級生からの壮絶で陰惨なイジメ。傍観者たち。そのすべてを破壊する殺戮の念動力。スティーヴン・キングの秀逸なストーリーと、ブライアン・デ・パルマ監督のカット割りの妙! 

ホラー映画の最高傑作です!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 


キャリー (字幕版)


こちらは2013年に公開されたリメイク版。キャリー役はクロエ・グレース・モレッツ、狂信的母親役はジュリアン・ムーア。監督はキンバリー・ピアース。こちらも頑張っております。でも、クロエのキャリーは可愛すぎるとか、血の色がどうなんだ? とか思ったりw

 

 


キャリー(2013)+キャリー(1976)DVDパック(2枚組)(初回生産限定)

 

スティーブン・キング原作によるサスペンスホラーの2作品パック。クロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクした『キャリー(2013)』とシシー・スペイセク主演によるオリジナルの『キャリー(1976)』を収録。見比べてくだされ!

 

ただ恐いだけのホラー映画ではないので、映画好きの人はぜひ観るべき名作であります!

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

夏の夜『エクソシスト』で冷や汗を


エクソシスト ディレクターズカット版 [DVD]

 

みなさまは、人生で後悔したことはありますか? ありますね。僕もあります。それはまだ小学4年生くらいの頃、友達に誘われて、ついふらふらと映画を観に行ったことから始まります。

その映画は、当時ヒットしていたエクソシストというホラー映画でした。「怖いのかな? でもボクお化け屋敷にだって入ったことあるし! 大丈夫だろう」などと言いつつ鑑賞・・・・

大丈夫じゃありませんでした!!!

ギョエエエエエエ〜‼️‼️‼️ 生きてきて、今まで感じたことのない恐怖‼️‼️‼️ 「なんでこんな人生最大の怖い思いをせなあかんねん‼️」 と、エクソシストを観てしまったことを、深く後悔したのでございます。

 

エクソシスト(The Exorcist 1973年)

少女に憑依した悪魔と、自らの過ちに苦悩する神父の戦いを描いたオカルト映画の代表作。1973年の興業収入1位。第46回アカデミー賞、脚色賞と音響賞を受賞。監督: ウィリアム・フリードキン。出演:リンダ・ブレアエレン・バースティンジェイソン・ミラー

題名のエクソシストとは、英語で"悪魔払い(カトリック教会のエクソシスム)の祈祷師"という意味。

 


エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版(2枚組) [Blu-ray]

 

それから半世紀近く、ワタクシも数々のホラー映画を観てきましたが、『エクソシスト』の恐怖を上回るものはありませんでした。子供の頃に観たからキョーレツだった。というのもあるとは思いますが、それだけではない、

異常な映画ですよ、これは‼️

 

ホラー映画の王道のストーリーといえば「襲ってくる化け物に追いかけられる」なのですが、『エクソシスト』は違います。まるで強制的にその場にいさせられているよう。逃げ場がないのです。逃げるヒロインがいれば、客観的に他人事として見られるのですが、『エクソシスト』にそんなものいません。観客は恐ろしい部屋の中に入れられ、恐怖の目撃者にさせられてしまうのであります!

 

また、少女という可愛い存在が、あんなおどろおどろしい悪魔になるというのも、怖さを助長します。あれが大人ならまだ諦めもつくのですが、少女だから助けてあげたいという気持ちもあって、感情が揺さぶられるのです。

 

とにかく、悪魔が憑依したリーガン(リンダ・ブレア)の恐ろしさたるや! 夢に出てきますよ!!!!!!!!

 


(MAO MAO) プリントTシャツ エクソシスト THE EXORCIST ホラー映画 オカルト メンズ

イカしたTシャツも発見しました。『エクソシスト』のパワーで、無敵になれます!

 

[並行輸入品] 
エクソシスト リーガン バックパック

こ、このバックは・・・泥棒対策にはいいかもしれません。誰も寄ってきそうにないのでw

 

 


リビングデッドドールズ エクソシスト リーガン・マクニール

こ、こんな人形が売られているのですか⁉ いったい誰が買うんですか⁉ くっきー!とか鳥居みゆきが買うんですか⁉ 

 

 

てなわけで、真夏の夜にゾクゾクしたい方は、『エクソシスト』を鑑賞してください!眠れなくなっても責任はとれませんけどもw

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

詩人・岡本おさみの隠れた名曲

前回、作詞家・松本隆さんの隠れた名曲をご紹介しました。松本隆さんといえば、吉田拓郎さんとのコンビでも有名です。でも吉田拓郎さんの歌で、もうひとり忘れてならないのが、岡本おさみさんですね。

特に70年代は「岡本おさみさんの詞のイメージ=拓郎さんのイメージ」と言ってもいいくらいなのです。

吉田拓郎さんの歌は、拓郎さん自身が作詞したストレートな男の世界と、岡本おさみさんの作詞した文学的世界、松本隆さんの作詞した物語の世界、この3つの詞の世界観によって幅が広がり、我々を魅了するのであります。

今回は、そんな岡本おさみさんの隠れた名曲をご紹介いたします。

 

●岡本 おさみ(おかもと おさみ、1942年1月15日 - 2015年11月30日)。

作品は、吉田拓郎「落陽」、「アジアの片隅で」、「旅の宿」、「祭りのあと」、「おきざりにした悲しみは」、「君去りし後」、「こっちを向いてくれ」、「また会おう」、「晩餐」、「望みを捨てろ」、「暑中見舞い」、「花嫁になる君に」、「ひらひら」、「まにあうかもしれない」、「制服」、「もうすぐ帰るよ」、「リンゴ」、「竜飛崎」(withムッシュ)、「いつか夜の雨が」、「サマーピープル」、「漂流記」、「白いレースの日傘」、「襟裳岬」(森進一)などなど。

拓郎さんの曲以外でも、泉谷しげる「黒いカバン」、岸田智史「きみの朝」、南こうせつ「こんな静かな夜」、森山良子「歌ってよ夕陽の歌を」などなどあります。

 

【岡本おさみさんの隠れた名曲】

一曲目は「悲しいのは」です。名曲ですね。ファン的にはあんまり隠れてもいないですねw でもこの曲は、最初なかなかレコード化されませんでした。1974年頃からライブでは歌われていましたが、なぜかアルバム未収録。拓郎さんにはそういう曲多いですね。「家族」、「街角」、「この次はこの街で」、「僕の一番好きな歌は」、「後悔していない」、「東京の長く暑い夜」などなど。名曲なのになぜかレコード化されていません。

でも、この「悲しいのは」は、1976 年のアルバム『明日に向かって走れ』にやっと収録されます。ただ、このアルバムバージョンは、拓郎さん自身も言ってましたが、ちょっと物足りない出来。

ノリノリなリズム&パーカッションの明るいサンバは、やはりライブが生きる曲なのです。 82年のライブアルバム『王様達のハイキング』で聴くことをお薦めいたします。ちなみにこの曲は、1985年のつま恋でのオープニングナンバーでもあります。

岡本おさみさんと拓郎さんは、一言で言ってしまえば「陰と陽」。あるいは「月と太陽」。「悲しいのは」というこの詞も、ヘタなフォークシンガーが作曲したら、暗くて地味で重い歌になるでしょう。それを拓郎さんはラテンにしてしまう。このミスマッチが相乗効果になって心に刺さるのであります。

 


「悲しいのは」 (作詞・岡本おさみ 作曲・吉田拓郎)

悲しいのは 空ではないんです
悲しいのは 唄でもないんです
悲しいのは 遠すぎる事ですか?

悲しいのは 男じゃないんです
悲しいのは 女でもないんです
悲しいのは 生きて行く事ですか?

悲しいのは 夜ではないんです
悲しいのは 朝でもないんです
悲しいのは 時が過ぎてしまう事

悲しいのは 顔ではないんです
悲しいのは 心でもないんです
悲しいのは この痛みだけ

悲しいのは 死ぬ事ではなく
悲しいのは 人生でもなく
悲しいのは 私だからです

悲しいのは 私がいるために
悲しいのは 私であるために
悲しいのは 私自身だから


すごい詞ですよね。「悲しいのは」という問いかけの答えは、「時が過ぎてしまう事」
そして、「悲しいのは」死ぬ事ではなく、「悲しいのは」人生でもなく、「私だからです」! 人それぞれ悲しいんです。それは突き詰めて言えば、自分だから悲しいんですね。金持ちでも貧乏でも、男でも女でも、成功していても落ち目でも、若くても年寄りでも、それぞれの個人個人に悲しさはあるわけで、それは一言で言ってしまえば「私だから」悲しいんですよね。岡本おさみさんの詩の深さが、短い言葉から伝わってきます。

 

ライブアルバム『王様達のハイキング』(1982)


王様達のハイキング IN BUDOKAN(紙ジャケット仕様)

「悲しいのは」のベストテイクをご堪能ください! 

 

 

 

次にご紹介する、岡本おさみさんの隠れた名曲は、「子供に」です。これは拓郎さんのシングル「金曜日の朝」(1973年)のB面ですね。アルバムには未収録なので、これこそ隠れた名曲と言っていいでしょう。

 

「子供に」 (作詞・岡本おさみ 作曲・吉田拓郎)

夢はいつでも ぬけがらなので
夕焼けの美しいときは
いつも寂しいだろう

子供よ 君は失った夢のあとに
ふと生まれた 夢のように

なぜ生んだか 生まれたくて
生まれてきたんじゃないと
きっというだろう

子供よ かつて私が父にはいた
不届千万な あの啖呵を

今はねむれ 君が今人生に
欠席しても 誰もとがめない

子供よ 新しい船に乗り込み
帆をはる 新しい水夫であれ

今はねむれ 君が今人生に
欠席しても 誰もとがめない

今はねむれ 君が今人生に
欠席しても 誰もとがめない

今はねむれ 君が今人生に
欠席しても 誰もとがめない

今はねむれ 君が今人生に
欠席しても 誰もとがめない

今はねむれ 君が今人生に
欠席しても 誰もとがめない


拓郎さんが最初の結婚で子供が出来て、出産祝いに岡本さんが拓郎っぽく書いたとも言えるこの詞。吠える叫ぶ!拓郎さんの圧倒的なボーカルにも注目です! 子供をテーマにした曲なんてろくなのがないけど、こんなすごい詞で、あんな風に歌うなんて、このコンビの凄まじさに驚かされます!

 

 『Golden J-Pop / The Best 吉田拓郎: One and Only ±1』


Golden J-Pop / The Best 吉田拓郎: One and Only ±1

「子供に」はこのCDで聴けます。`77年発表の3枚組限定アナログ盤『ONE AND ONLY』を2枚組CDに。ソニー時代の拓郎さんの名曲たち。+1はこの「子供に」なのであります!

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

岡本おさみさんの隠れた名曲をご紹介いたしました。
吉田拓郎さんとコンビを組んだアルバムも、ぜひ聴いてみてください。

 


『元気です。』(1972年)


元気です

よしだたくろう初期の傑作アルバム。岡本おさみは「こっちを向いてくれ」「まにあうかもしれない」「リンゴ」「また会おう」「旅の宿」「 祭りのあと」、B面のほどんどを作詞。怒涛の名曲たちです。

 

 

『伽草子』(1973年)


伽草子

 「からっ風のブルース」「蒼い夏」「暑中見舞い」「ビートルズが教えてくれた」「制服」「話してはいけない」「夕立ち」が岡本おさみの作詞。この時期は拓郎自身も「おかもっちゃんの詞に自分の詞が負けてる」的な発言をしています。まぁ拓郎さんは負けず嫌いだから、自分もすごい詞を書きまくり、翌年傑作アルバム『今はまだ人生を語らず』を発表。そんな気持ちを払拭するわけですが。

 

 

『LIVE’73』


LIVE’73

日本のレコード史上初の本格的なライヴアルバム。豪華な凄腕ミュージシャンとライオンのように吠える拓郎。代表曲「落陽」もこのアルバムで登場。「君去りし後」「君が好き」「都万の秋」「野の仏」「晩餐」「ひらひら」「望みを捨てろ」、岡本おさみの詞が跳ねる踊る染みる!もう傑作としか言えない。

 

 

『アジアの片隅で』 (1980年)


アジアの片隅で(紙ジャケット仕様)

なんと言っても12分を超える大作「アジアの片隅で」ですよね。こういうのは他のシンガーには歌えない。80年代の拓郎さんの代表曲であります。他にも「まるで孤児のように」「いつも見ていたヒロシマ」「古いメロディー」「いくつもの朝がまた」を岡本さんが作詞。

 

 

『月夜のカヌー』 (2003年)


月夜のカヌー

時は21世紀。吉田拓郎+岡本おさみタッグが復活! 「花の店」「少女よ、眠れ」「聖なる場所に祝福を」「星降る夜の旅人は」「月夜のカヌー」「春よ、こい」「白いレースの日傘」「ときめく時は」。岡本さんの詞は衰えておりません。

 

 

『歩道橋の上で COUNTRY BACK STAGE DOCUMENT』 (2007年)


歩道橋の上で COUNTRY BACK STAGE DOCUMENT [DVD]

 吉田拓郎のドキュメントDVD及びスタジオ・アルバム。この時期、拓郎さんは体調を崩し、ツアーやレコーディングが延期・中止などありました。その裏側が見られるのがこの作品です。岡本おさみさんと最後のタッグ。CDに入っている「歩道橋の上で」「空に満月、旅心」「沈丁花の香る道」「街角のタンゴ」「黄昏に乾杯」「秋時雨」の全6曲はすべて岡本さんの作詞。でもなぜかDVDにしか収録されていない「錨をあげる」が一番よかったり。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

『岡本おさみ アコースティックパーティーwith吉川忠英』 (2003年)


岡本おさみ アコースティックパーティーwith吉川忠英

作詞家岡本おさみの作品を今一度世に伝えるべく企画された作品集。ギタリスト吉川忠英がアレンジ&演奏。シオン、加川良、福山雅治、南こうせつ、あがた森魚などが、岡本おさみの世界を歌います。

 

偉大なる詩人・岡本おさみさんの世界を、今一度ご堪能ください!

 

にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村