70年代研究所

70年代~80年代!あの時代にタイムスリップ!

ファンも関係者も誰も知らない西城秀樹の話

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誰も知らなかった西城秀樹。

 

『誰も知らなかった西城秀樹』という本がありますが、今回はその本にも載っていない、ファンも関係者も誰も知らない西城秀樹の話をいたします。

 

なぜなら、ワタクシがヒデキと偶然お会いした時のお話だからです。先に言っておきますが、本当にヤマもオチもない、しょうもないお話ですw

西城秀樹といえば70年代男性アイドルのトップスター。1972年「恋する季節」で歌手デビュー。キャッチフレーズは「ワイルドな17歳」

郷ひろみ、野口五郎と共に「新御三家」と呼ばれ、「情熱の嵐」 「ちぎれた愛」「愛の十字架」 「薔薇の鎖」「激しい恋」「傷だらけのローラ」 「君よ抱かれて熱くなれ」「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」などなど、70年代だけみても、これだけのヒット曲を連発しました。激しいボーカルとマイクスタンド・アクションはアイドルの域を超えたロックっぽさで、スタジアム・コンサートの先駆者でもありましたね。

ドラマ『寺内貫太郎一家』や、映画『愛と誠』に主演するなど、俳優としても活躍。ハウス「バーモントカレー」のCM「ヒデキ、感激」も流行り、テレビで見ない日はない大スターでした。当時の人気っぷりは、アニメ『ちびまる子ちゃん』を見ればわかりますね。

 

そんな国民的スターと偶然会ったのは、まさに『ちびまる子ちゃん』の時代とドンピシャ、70年代中頃の羽田空港でした。

僕は小学3年生くらいで、ひとつ上の姉貴と、ベンチみたいな所で待たされていました。なぜ二人でそこで待たされていたのかは覚えていないのですが、姉が急に「あ、ヒデキ!」と言ったので、見て見ると売店に西城秀樹がいたのであります! 初めて生で見たヒデキは、変装も何もしていなくてテレビのまんま! やたら背が高くてスタイルが良く、とにかくカッコよかったです。「近所のオニーチャンたちとはえらい違いだなぁ」と思ったものです。

ヒデキは常に機敏に動いていて、あっちこっちに行くので、それを目で追いながら「落ち着きがないヒデキだなぁ」とも思いました。するとヒデキは急に方向を変えて、僕らの座っているベンチの隣に腰を下ろし、売店で買った弁当を食べ始めたのであります! 今思うと不思議なのですが、ヒデキはひとりでした。なぜマネージャーとかがいなかったのか? 飛行機が遅れたとか、トラブルがあったのかもしれません。僕らの母親もあわててどっか行ってたし。

そして僕らは、弁当を食べているヒデキを至近距離からジーっと見ていました。大人ならチラチラ見るんでしょうけど、なにせ子供なのでジーっと見ていたのです。

するとヒデキがこちらに向かって、「ナンネンセイ?」と言いました。急に喋ったので僕は一瞬何を言ったのかわからなかったのですが、姉が「4年です」とか答えました。それからヒデキが弁当を食べ終わるまでずっと話をしていたのであります! すげえ! ・・・と言っても、正確にはヒデキと姉が話すのを聞いていただけで、内容も覚えていないのですが。途中、また急に「弟! ボクは何年生なんだよ?」と聞かれ、「・・・さ、3年」とか答えると「え?3年?もっとチビかと思った。年子には見えねぇなぁ」とか言って笑いました。ヒデキが笑ったのはこの時だけだった気がします。

 

以上が“ファンも関係者も誰も知らない西城秀樹”の全貌であります!(しょうもな)

テレビで見ていると「ヒデキ、感激!」とかの笑顔のイメージでしたが、さすがに普段からひとりでニコニコしているはずもなく、気さくでぶっきらぼうで落ち着きのないカッコイイお兄さんというかんじでした。

でも、この話には続きがあって、実はそれが子供の自分には一番の衝撃でした。ヒデキと話している間に、僕らのまわりに年頃の女の子たちが集まってきて、遠巻きに見ていました。思えば僕と姉はヒデキの連れだと思われていたのかもしれません。そして、弁当を食べ終わったヒデキが、「じゃあ」と言って、ゴミ箱に弁当箱を捨てて、また俊敏なチーターみたいにどこかへ行ってしまったのですが、事件はこの後に起きます! なんと遠巻きに見ていた年頃の娘さんたちが、ヒデキが捨てたゴミ箱に群がり、弁当をあさりはじめたのであります! 箸をゲットした娘さんが小躍りしているのを横目で見ながら、子供の自分は「な、なんだこの光景は? こいつらハイエナか・・・」とショックを受けました。まぁそのくらいヒデキが大スターだったということでしょうけども。

 

この話は、後日、友達にもちろん散々自慢しました。「俺、ヒデキに会ったんだぜー! そして喋ったぜー!」。でも誰もまったく信じてくれませんでした・・・。まぁそのくらいヒデキが大スターだったということでしょうけども。←こればっか。

 

以上。ファンも関係者も誰も知らない西城秀樹のお話でした。どうもすみません・・・。

 


GOLDEN☆BEST デラックス 西城秀樹